米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年1月18日金曜日
授業紹介~其の二十七
引き続きlead weekですが、14日からベトナムに来ています。
ベトナムでは、Ho Chi Minhに滞在しています。
上の写真は、Duc Thanh Woodを訪問したときの、CEOのMs. Le Hai Lieu(写真左)のスピーチの様子です。
Duc Thanh Woodは木材加工品を製造して世界中に輸出しているベトナム企業で、CEOのスピーチを聞き、工場を見学しました。
ベトナムは人件費を安く押さえられる上、国民性そのものからして勤勉で、日本にもそれほど遠くなく、しかも中国への生産拠点の集中を避けるというリスク分散が出来るという点で、日本にとってはこれからますます重要になってくる国かもしれません。
Duc Thanh Woodはオーナー企業なのですが、オーナー企業が成功する秘訣や、女性CEOとしての苦労、アジア通貨危機への対応などをスピーチの中で、Ms. Le Hai Lieuが紹介してくれました。
今日の午前には、orphanage(児童養護施設)を訪問しました。
言うまでもなくベトナム戦争の爪跡が今でも深く残るところであり、人間が時として見せる残忍性や短絡的な思考の危険性を再認識しました。(ちなみに、生まれつき障害がある子供だけではなく、障害がない子供もいる施設でした。)
普段は陽気なアメリカ人も、さすがにこのときばかりは暗い顔をしていました。
この児童養護施設では子供を生まれたばかりのころから、養子になったり、自立できるようになるまで育てています。
少数ではありますが、大学まで行く子供もいるそうです。
ベトナムの気候ですが、タイと同じく高温多湿です。
今は、日本(東京)でいうところの6月から7月くらいの気候でしょうか。
ただ、雨はそれほど降ってはいません。
道路にはスクーターがあふれており、交通ルールなどあったものではありません。
よくそれで事故にならないなと思いますが、実際に接触したり転んだりしたスクーターを何回か見ました。
それらもたいした問題ではないらしく、ベトナム人はあまり気にしません。
そんな道路を横切るときはスクーターと車の波を掻き分けなければいけないのですが、アメリカ人はそれが出来ません。
日本人である僕は、箸を使うのと同じようにここでもヒーローになって先頭に立って道路を横切っています。
そんな時、「amazing!」といって称賛してくれるアメリカ人であります。