米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年1月21日月曜日

授業紹介~其の三十



上の写真は最後の夕食の写真です。

Dr. Zと一緒に近くの海鮮料理屋に行きました。



lead weekは終わりましたが、そこで学んだもっとも大きな生活習慣の差を紹介させていただきたいと思います。

それはほかでもない食べ物です。

2週間ほぼ毎日昼と夜はアジア料理(タイ料理とベトナム料理が中心)だったのですが、アメリカ人はほとんどまったく食べられません。

これまでも少しその様子は紹介させていただきましたが、今回はもう少し詳しく紹介させていただきたいと思います。

まず、料理が出てくると「これは何だ」という議論から始まります。

中国を中心としたアジアではでは犬も猫も食べることがあるということをみな伝え聞いていて、まずは「犬や猫じゃないだろうな」という話になります。

ほとんどの場合メニューがついているのでそれを見ればいいだけの話なのですが、ペット大国で幼少のころから犬や猫と一緒に育っているアメリカ人にとってはとても大事なことなのです。

そのあと、肉ならどの部位か、野菜はどんな野菜か、という話になります。

特に肉ですが、アメリカ人は脂身を食べるのを非常に嫌います。

僕は脂身が大好きで、豚の三枚肉などには目がないのですが、アメリカ人は一切食べませんでした。

その上三枚肉をおいしそうに食べている僕を見て、びっくり仰天していました。

アメリカ人にとってはありえないことのようです。

そのほかにも脂肪分はかなり気にしていて、脂肪分が高いものは口にしようとしません。

なぜそれであんなからだを作ることが出来るのか非常に不思議なのですが、それはフレンチフライやオニオンリング、ポテトチップスのおかげかもしれませんね。

そのあたりは別問題のようです。

そのような儀式が終わるころにはあったかい料理も冷めてしまうことが多いのですが、やっとのことでアメリカ人は料理を口に入れます。

すると今度は食感の話になります。

ちなみにいわゆる食感という言葉は英語でなんと言うのか僕は知らないのですが、みんなtextureといっていました。少し英語を勉強しました。

アメリカ人は、もちもちした食感がだめなようです。

典型的な例だと、かまぼこなどの練り物です。

弾力があるものにかなり抵抗があるらしく、鍋物に入っている魚肉の練り物はほとんど食べれていませんでした。

ミートボールはそれに近いものがあるように思うのですが、だめなものはだめなようです。

また、スペアリブなどをよく食べている割には骨の周りの肉がおいしいという認識がないらしく、肉に骨がついているものはかなり嫌がっていました。



つづく