米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年1月27日日曜日

授業紹介~其の三十五



上の写真はlead week(「授業紹介~其の三十二」参照)中にアユタヤ歴史公園でとったものです。

今となっては遠く昔のことのようにも思えます。

本当に懐かしいのですが、暑かったことはこの写真からもわかりますね。



本日はlead weekを通して学んだ日本の特徴を、私見ながら紹介させていただきたいと思います。

一言で言うと「日本は外国、外国人をまったく受け入れようとしていない」と感じました。

日本人にとっては日本が一番住みやすい国かもしれませんが、外国人が日本になじむのは至難の業でしょう。

しかも、短期間の旅行であればなおさらです。

端的な例が東京の交通です。

東京の都心を移動するときには、交通渋滞を加味すると電車が一番効率的です。

しかし、まず英語の表記が少なすぎます。

そして、あったとしても非常に小さな字で書いてあるので、近くまで行かないと読めません。

しかも、鉄道会社が乱立しすぎです。

たとえば、恵比寿から横浜に行く方法として、僕は以下の3つのルートが思いつきます。

・JRで一本

・JRで渋谷まで行って、そこから東横線

・地下鉄で中目黒まで行って、そこから東横線

運賃は最初のルートで基本料金一回、あとの二つのルートで基本料金が二回取られます。

しかし、中目黒では乗り換えに改札を通る必要はありませんし、乗り入れをしている電車もあります。

この論理を外国人がわかるでしょうか。

日本ではまずありえませんが、外国ではタクシーをはじめとして外国人相手に法外な料金を吹っかけることはざらです。

確かにこの例の場合は言い値で払ってもたいした金額にはなりませんが、言い値で払う外国人は決して言い思いはしないはずです。



このように、事の善悪は別にして、日本は外国人を受け入れる体制が、少なくともタイヤベトナムに比べて、整っていないと感じました。

確かに日本は観光で稼ぐ必要性が低いですし、物価も世界最高水準なので、体制を整えたところで観光収入が大幅に増えるとも思えません。

しかし、もう少し外国人に対して親切な体制作りをしてもいいのではないかと感じました。