米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2007年12月3日月曜日
アメリカ文化紹介~其の十五
上の写真は僕が住んでいるClairmont CampusにあるSAACという建物の入り口のロビーの一部です。
ロビーからして、僕からすると必要以上に、「金をかけているなあ」という印象があります。
ここで軽いmeetingをしたりすることもでき、実際にしている学生もたまに見かけます。
さて、本日はアトランタの公共交通機関を紹介させていただきます。
MARTA(Metropolitan Atlanta Rapid Transit Authority)という公共交通機関があり、大まかにいうと、東西、そして南北と路線が二つあります。
アメリカの地下鉄にしては、僕が今までに見た中では、中もきれいで、治安面も問題ないと思います。
Emory大学内、あるいはすぐ近くに駅はないのですが、大学から3マイルくらいの距離にDecaturという駅があります。
MARTAを使えば、市の中心部はもちろん、空港にもいけるので、その点は非常に便利です。
大体ダイヤどおり運行されているようです。
ここでMARTA内で気がついたことを2点ほど。
以前乗った車両が一番前だったことがあります。
やることがないので、運転席の後ろからガラス越しに前を見ていました。
すると、運転手がやおらバナナを取り出して食べ始めました。
日本ではありえないことですね。(ちなみに僕は運転中にバナナを食べることに対して反対しているわけでは決してありません。むしろ大賛成です。)
驚いていたところ、なんと運転中なのに、後ろを振り向いてじろりと僕のほうを見ました。
満面の笑みで手を振ると、ウィンクをしてくれました。
もう一点ですが、これはアメリカでの常識についてです。
日本と同じで、お年寄り、体の不自由な方、荷物の多い方、などに席を譲る、という習慣があります。
ところが日本と少し違うことがありまして、アメリカでは席を譲られた側が席に座りたい場合は、一度目で席を譲られなければいけません。
つまり、譲り合いのような状況は発生しないのです。
これはあらゆる「譲り」の状況で共通です。
バス、電車、レストラン、エレベーターやエスカレーターなど、ちょっとしたときに「入る順番」という状況が発生します。そのとき、「先にどうぞ」といわれたら、「thank you」か「no thank you」で終了です。
譲られるときは本当に座りたかったら一度目で受け入れなければいけないのは当たり前なのですが、譲るときが問題です。
断られたのに何回も「どうぞどうぞ」と日本式に行ったりすると、「???」という反応をされます。
「なぜ一度断ったのにそんなに譲ってくるのか」という話になるのです。
それくらいのことで怒り出したりはしないと思いますが、日本人が気をつけなければいけないところではあります。
今週はこれから課題の提出や、プレゼンテーションが山積みです。
久しぶりに忙しい一週間になりそうです。