米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2007年12月24日月曜日
Goizuetaでの生活~其の十一
上の写真はMohamed Desoky君です。
こう見えて同級生、しかしごついですね。
Mohamedは元軍人、そして座間キャンプにもいたことがあるそうです。
そんなこともあって大変な親日家のMohamed君、毎日「オハヨウゴザイマ~ス」と挨拶をしてくれます。
そして僕が「おい、喧嘩するかこの野郎!」というと、「オウ、ゴメンナサ~イ!」と返してくれます。
同級生には、案外同じバックグラウンドを持っている人は多くなく、ほとんどの同級生が異なるバックグラウンドを持っています。
その中でもMohamed君のように元軍人というのは異色といえば異色であり、また他の業界と異なる点も多いので、Mohamed君の意見や経験は貴重です。
しかし、何度見てもその体は筋骨隆々、筋肉の質も量も違います。
毎日のように「立派な体をしているなあ」と思わず感心してしまいます。
その外見に似合わず、と言っては失礼ですが、Mohamed君は非常に繊細で几帳面な性格をしています。
一緒に勉強していると、たまに「そんな細かいことどうでもいいじゃん。」と思ってしまうことがあります。
それでも、Mohamed君は基礎を非常に大切にし、こつこつと積み上げていきます。
そして分らないことがあると真剣に悩み、「教えてくれ」と言ってきます。
こちらが何か言うと、自分の言葉で言い換えて、「これでいいか。」と確認してきます。
大きな体を丸めるようにして、メモを取ったり、計算をしたりしている姿を見ると、なんとなく不思議な気分になります。
授業中の発言も、いつも非常に論理的で、的確です。
物腰もいたって紳士的で、常に周囲に気を使っています。
人を外見で判断してはいけないのですが、Mohamed君を初めてみたときは、大雑把でがさつでいい加減、というイメージでした。
それも今となっては、すべて覆されました。
同じSection Cで、いつも近くに座っていることもあり、何かと気にかけてもらっています。
まだ2年のプログラムの最初の半年が終わったばかりですが、Mohamed君のような同級生に出会えることがMBAの魅力の一つであります。