米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2007年12月3日月曜日
アメリカ文化紹介~其の十四
上の写真はインド人のニール(Neel)君です。
thanksgivingのpartyのときの写真です。
同じClairmont Campusに住んでいて、いつも仲良くしてもらっています。
Neel君とは、同じ家族プランに入って携帯電話の契約をしています。
AT&Tという会社の携帯電話を使っているのですが、家族でなくても家族プランに入れるのです。
どういう理由か知りませんが、さすがアメリカ。
というわけで、本日は携帯電話を契約しに行ったときのことを紹介させていただきたいと思います。
AT&TではSSN(social security number)がないと家族プランに入れません。
よって、SSNを持っている友達に頼んで、家族プランを作ってもらいました。
家族プランは5人までなのですが、5人を超える場合は家族プランを複数作ります。
家族プランのメンバーは家族である必要はまったくありません。
このあたり日本人にとっては非常に不思議ですね。
Neel君も不思議そうでした。
この点に関しては、インドでも不思議なことのようです。
Neel君は音楽が好きで、携帯電話で音楽を聞きたいそうです。
そのためには、メモリーが必要だとのこと。
するといきなりNeel君は「携帯電話の契約をするんだから、1ギガのメモリーをただにしろ」といい始めました。
正直なところ、「ふっかければいいってもんじゃないのにね」と思いましたが、驚くべきことにAT&Tの店員は「わかった」といって、メモリーがただになりました。
僕はびっくりして急いで、「僕も」といったところ、「あ、そう」という感じでただになりました。
ついでに僕はBluetoothのヘッドセットがほしかったので、それもただにしてくれと交渉しました。
さすがにそれはただになりませんでしたが、すぐに半額になりました。
Neel君は急いで同じものを持ってきて、半額にしてもらっていました。
ほかにも細かいところをNeel君はガンガン交渉します。
するとガンガン安くなっていきます。
こうなってくると、僕は非常に不安になります。
まず、「この会社大丈夫か」という思いがつのってきます。
そして、「何も交渉しなかったらその分払わされていたのだろうなあ」と思ってしまいます。
最後には、「もっと交渉したらもっと安くなるかもしれない。ここで交渉を打ち切っていいのだろうか。」と不安になります。
というような話をNeel君にしたのですが、「Don't worry!」だそうです。
その日は、短い時間でとても多くのことを学んだ気がしました。
やはり、アメリカは何事も自分の思ったことを主張してみないといけないようです。
そうすれば、思いのほか自分の意図したとおりに物事が進むかもしれません。