米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年2月10日日曜日
Goizuetaでの生活~其の二十七
上の写真は引き続きNHLの試合のものです。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、乱闘の真っ最中であります。l
ほかの選手はわれ関せず状態で、ベンチの人は興味すらないといった感じです。
(ベンチの人が参加するとより重いペナルティーが化せられるというルールがあるのかもしれません)
というわけで、本日もNHLの紹介を続けさせていただきたいと思います。
NHLの面白いところは、「反省部屋」のようなところがあるところです。(正式名称は知りません)
悪質な反則や乱闘をした選手は、審判によってその部屋に送り込まれます。
そして、5分(だったはず)ほどそこでおとなしくしていなければなりません。
逆にいえば、5分たてば出てくることができるのです。
NHLでは接触プレーがかなり多いので乱闘が多くなるのは仕方がないかもしれないのですが、乱闘というのは一度起こると何度も起こりやすいということがよくわかりました。
しかも、当事者が試合に参加し続けるのですから、彼らはいつかやってやろうと虎視眈々状態なわけであります。
そのあたりに注目して試合を見ると試合の面白さが倍増するわけで、「あの人たち乱闘しそうだなあ」と思ってみていると、必ずといっていいほど必要以上に激しくぶつかります。
次にそれ以上に激しくぶつかり返します。
そうなるともう本格的な乱闘に発展することは明らかであり、試合展開とは別な展開を楽しむことが出来るのです。
野球をはじめ日本人選手の海外挑戦が話題になることが多い今日この頃ですが、NHLの乱闘とぶつかり合いを見ていると、やはり日本人選手には険しい道のりが待っているのではないだろうかと思ってしまいます。
NHLに限らずアメリカのプロスポーツ全体にいえることですが、この乱闘というものは決してマイナスイメージを持っているものではありません。
むしろ「おもしろいもの」として評価されます。
日本では試合中に乱闘があると、解説者が「ファンは乱闘を見に来ているのではない」というような発言をすることがありますが、アメリカでは逆です。
そう考えると、反省部屋システムや、当事者以外が参加しないことなどは乱闘を楽しんでもらう(ちょっと言い過ぎかもしれませんけど)ための仕組みとも考えられます。
何はともあれ、そんなこんなで試合を存分に楽しむことが出来ました。
もう少しだけNHLの紹介を続けさせていただきます。
試合そのもの以外にもいろいろな発見があったので。