米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2009年4月15日水曜日

Atlanta Bravesの選手紹介~其の三



上の写真は先日Atlanta Bravesの本拠地開幕戦を観に行ったときの様子です。

写っているのは現在ラジオ解説者をしているMark Lemkeという元Bravesの選手です。

日本人でこの選手を知っている人が果たして何人いるのでしょうか。

球場でLemkeを見たときに非常に感激してしまったので、本日はLemkeの紹介をさせていただきたいと思います。



Mark Lemkeは1990年代のAtlanta Bravesの黄金時代を支えた選手で、二塁手として活躍していました。

通産打率は2割5部弱なのですが、ポストシーズンの打率は2割7分強まで上がり、しかも大事な場面でよくヒットを放つことから「Little Mr. October」と呼ばれていました。

ゴールドグラブ賞を受賞したことはありませんが、守備の名手としても知られていて、特にダブルプレーを取ることにかけては超一流でした。

Bravesはファームシステムが優れていることで知られているのですが、そのファームシステムからのたたき上げでメジャーにまで登りつめ、活躍した選手の典型であります。

監督であるBobby Coxのお気に入りであり、細かい野球をそつなくこなせる非常に頼りになる選手でした。

黙々と仕事をこなし、地味ながら進塁打をきっちり打つなど玄人好みのする選手です。

1990年代を知るBravesファンにとっては忘れられない存在であり、目の前にいるのがLemkeであるとわかった瞬間の感激は忘れられません。

野手としての選手生活を終えた後は、残念ながらメジャーにはたどり着けませんでしたが、ナックルボールを武器に投手としての選手生活を開始したりもしていました。

いつかメジャーで登板したい、といっていたという記事を見たのを最後に僕の中では消息不明だったのですが、その人がTurner Fieldでラジオ解説をしていたのです。

ちなみにこのブースは試合前の特設ブースであり、まさに僕のような昔からのコアなファンのために設置されているのです。

AtlantaではLemkeはまだまだ有名人なので、ブースの周りでは多くのファンがLemkeの写真を撮ったりしていました。

このような思いがけない経験が出来るのも、実際に球場に野球を観に行くことの魅力の一つです。