米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2009年4月22日水曜日
Goizuetaでの生活~其の三百一
上の写真は先日のBeverage Marketing Competitionの様子です。
各国から飲み物が出され、その人気度を競い合いました。
しかしながら飲み物はすべてアルコールであり、お酒の飲めない僕には残念ながらあまり縁のないイベントでした。
聞くところによるとものによってはアルコールや佐藤などの調合がばらばらで、ものすごくアルコールの強いものや、ものすごく甘いものがあったそうで、中にはとんでもない目にあった人もいたそうです。
その人はちょっとかわいそうですが、そのあたりもこういうイベントの面白いところの一つかもしれません。
さて、先日の野球で一つ印象深い出来事がありました。
チームメイトの応援にその母親が来ていて、ビデオで息子のプレーする様子を熱心に撮っていたのです。
日本ではあまりそのようなことはありませんが、アメリカでは特に珍しいことではありません。
日米の違いというのはいろいろなところで見つけることが出来るのですが、親子間、家族内の距離もその一つです。
アメリカ人、というか日本人以外は、性別を問わず親子で頻繁に連絡を取り合っているようです。
meetingの途中に「お母さんから電話がかかってきた」から席を立つ、ということはよくあります。
最初は何かあったのかと思いましたが、そういうわけではなく、毎日のように親子で電話をしているのです。
僕をはじめ日本人は親子や家族間で連絡を取り合う、しかも電話で話すということはあまりなく、ほかの国から来た同級生からは心配されてしまうほどです。
この辺りの感覚の違いは非常に大きく、二十歳を超えた息子の草野球をしている様子をビデオカメラで撮影するということも、アメリカではごくごく普通の親子の姿なのです。
日本ではちょっと想像できませんが、アメリカに2年近くもいるとあまり不思議に感じなくなります。
もうすぐある卒業式にも、親、兄弟、そして親戚が大挙して押しかけます。
「お前の親は来るのか」と聞かれ、「いや、来ない」と答えると、「そうだよな、遠いもんな」といわれるのですが、そうではなくそういう感覚が日本人にはほとんどないのです。
でもそのあたりを説明するのは面倒なので、日本とアメリカが遠くってよかったなあと思ったりする今日この頃であります。