米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2009年4月18日土曜日
Goizuetaでの生活~其の二百九十七
上の写真は先日行ってきたGeorgia Institute of Technology (G-Tech、ジョージア工科大学)の卒業生イベントです。
僕はG-Techの卒業生ではないのですが、同級生に卒業生がおり、その同級生に紹介してもらいました。
G-Techは全米でも有数の工科大学で、分野によっては世界ランキング1位だったりもする南部の超名門大学です。
そして、我らがEmory大学との最大の違いは、スポーツで非常に有名なことです。
今回の卒業生イベントのテーマはそのスポーツマネジメントに関してだったのですが、アメリカでは大学スポーツが非常に盛んです。
特にGeorgiaではその傾向が強く、一番人気のあるスポーツはNFLではなく大学フットボールだそうです。
この辺りは日本ではありえないことであり、ちょっとピンと来ないのですが、誰に聞いても大学フットボールのほうが好きだといいます。
アメリカでは大学スポーツは一大ビジネスであり、テレビやラジオで中継される試合も非常に多く、グッズも売れに売れています。
G-Techのフットボールの試合では、55,000人収容のスタジアムに平均で50,000人の観客が入るそうです。
Georgiaで一番有名な大学フットボールチームはUGA (University of Georgia)なのですが、UGAの試合には5時間前から観客が来て、試合前のイベントなどを楽しむという一日がかりのイベントになるそうです。
ここまで来ると、当然のごとくその経営はプロスポーツ顔負けになります。
やはり収益はそのチームの勝敗に大きく依存してきますし、チームカラーのコーディネートの仕方、チケットの売り方、スポンサーの探し方など、経営の専門家が取り仕切っています。
G-Techは広告販売に関しては専門のマーケティング会社と委託契約を結んでいるそうなのですが、そのマーケティング会社の話では、スポンサーはあくまでGeorgia中心ではあるものの、全米で売りさばいているそうです。
アメリカと日本ではスポーツのあり方が大きく異なるとはいつも感じていますが、この辺りにはその裾野の広さを感じます。
今度機会があったらまたG-Techの試合を観に行きたいと思います。