米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2009年4月28日火曜日

Goizuetaでの生活~其の三百六



上の写真は今日行ってきた野球の試合の前のものです。

今日の野球場はこれまでのところとは違う場所だったのですが、球場としての質はこれまでよりも高かったです。

非常にきれいな天然芝で、グラウンドも非常に硬く、日本人にとっては夢また夢の典型的なアメリカの野球場でした。



今日の試合も僕達のチームはぼろ負けしたのですが、僕は2番手で登板しました。

前回の反省を生かし、今日は変化球中心の投球に専念しました。

失投などもあり点数はかなりとられたのですが、印象は予想通りでした。

ちなみに点数は取られすぎたので、何点取られたかは覚えていません。

今日は変化球は全く打たれず、たまに投げた直球はことごとく打たれました。

変化球が続いているから、ここで直球を投げれば逆に打たれないだろうと思って直球を投げると、見事に打たれるのです。

つまり相手はあくまで愚直に直球を待っているということであり、逆に変化球をずっと続けて、それでストライクが取れれば、まず打たれないのです。



今日は肩の調子が悪かったのでサイドから投げることにし、直球、スライダー、そしてシンカーを投げました。

僕のスライダーは典型的な「なんとなく」変化する程度の非常に切れの悪いものなのですが、逆にタイミングが合わないようで、相手打者はみんな打ち上げていました。

この辺りは非常にアメリカらしいところです。

そして肝心のシンカーですが、僕は今日生まれてはじめてシンカーを投げました。

投球練習では面白いように曲がったのですが、ストライクどころかストライクゾーンの近くに行くことすらなく、本番で投げる気は全くありませんでした。

捕手にもそのことを伝えていたのですが、途中でいきなりシンカーのサインが出ました。

「そんなもの投げるわけないだろ」と思ったのですが、「いや、実はこれがアメリカ流なのかもしれない」と思って覚悟を決めて投げてみたところ、面白いように曲がり、それがストライクゾーンに消えていったのです。

相手打者はことごとく引っ掛けて内野ゴロを三つ打ってくれました。

良かったのはその回だけで次の回は決まらなかったのですが、退廃の中で大きな収穫を得ることが出来ました。

長くなりそうなのでまた後日続けさせていただきます。