米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年5月22日木曜日

Atlanta Bravesの選手紹介~其の一



上の写真は昨日野球を見に行ったときのオーロラビジョンの様子です。

さて、本日からは新しいテーマを紹介していきたいと思います。

その名も「Atlanta Bravesの選手紹介」です。

夏休みで学校ネタがどうしても拾いにくいので、どうせなら自分が書きたいことを書こうと思った次第です。



というわけで、第一回はこのオーロラビジョンにも写っているChipper Jones選手です。

Jones選手はすでに通算で2000本以上の安打を放っているMLB史上屈指のスイッチヒッターで、殿堂入りも狙える選手です。

しかも、今年はここまで4割以上の打率をキープしており、Ted Williams選手以来の4割達成を狙える位置にいます。

また、本塁打と打点次第では三冠王も夢ではありません。



1990年に全米一位でBravesにドラフト指名されましたが、当時はJones選手よりも有望といわれていた選手がおり、しかもBravesのドラフトが当時失敗続きだったこともあって、全米一位に値する選手かどうかを疑う声もありました。

その有望選手が当時弱小球団であったBravesへの入団を拒否する姿勢を示していたのです。(ドラフト前は大学進学を表明していたのですが、結局当時強豪であったAthleticsに入団しました。)

しかし、入団後は順調にマイナーを駆け上がり、「将来のMLBを背負う選手」と全米一位指名に恥じない大きな期待をされるまでになりました。

ところがルーキーシーズンとなるはずであった1994年のオープン戦で左ひざの靭帯断裂という大怪我に見舞われ、シーズンを棒に振りました。

そして1995年がルーキーシーズンとなったのですが、あの野茂英雄選手と新人王を争ったことを覚えていらっしゃる方も多いかもしれません。

そのあとは1999年にNational LeagueのMVPを獲得するなど、順調にキャリアを重ねていました。

しかし1994年の怪我以来怪我の多い体質になってしまい、ここ数年は怪我に悩まされ欠場することが多くなりました。

それでもMLB史上屈指の打撃技術とその野球に対する姿勢への評価は依然として高く、2006年のWorld Baseball Classicでは、初戦はベンチスタートだったものの、最終戦ではAlex Rodriguez選手を押しのけて4番三塁に座りました。

日本戦での巨人の上原選手からの本塁打をおぼえていらっしゃる方も多いかもしれません。



長くなったので、また明日以降続けさせていただきます。