米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年5月26日月曜日

Goizuetaでの生活~其の七十八



上の写真は昨日行ったアトランタ近郊のCircle Sushiで食べた昼食の様子です。

留学して以来始めて外に日本料理を食べに行ったのですが、久々の刺身ということもあり、とてもおいしかったです。

しかも中段にはうなぎまで入っており、値段は10ドルというお得感、これは日本でも安いと思える値段ではないでしょうか。

もしアトランタに住んでいる方がいらっしゃったら是非お勧めしたいお店です。



さて、留学して以来始めて外に日本料理を食べに行ったと先ほど述べましたが、それには多少自分なりの理由があります。

・日本と味が違う(ことが多い)。

・値段が高い。

・何らかの日本料理であれば自分で作れる。

・せっかくなら日本料理以外のものを食べてみたい。

などです。

特に一番目ですが、これには理由があります。

現在のアメリカ、特に東海岸には、中国人や韓国人に比べて日本からの移民があまりいません。

日本人居住者の多くは駐在員か留学生などです。

つまり、日本料理屋の多くは日本人以外を相手として商売をしているのです。

となると、どうしても味を変えてアメリカ人用の味にしてしまうのです。(東京に進出する際に味を変える九州のラーメン屋のようなものでしょうか)

ちなみに必ずそうというわけではなく、日本流の味を守っている店もちゃんとあります。

ただ、そういう店を探すのにはある程度の資本投下を覚悟しなければいけません。

たとえばですが、日本では寿司にアボガドが入っていることなど考えられませんが、アメリカ人によってはカリフォルニアロールをはじめとして、アボガドは主要寿司ネタの一つだと考えている人もいます。

また、Hot Tunaというものがあるらしく、これはどうやらマグロとチリソースをあえたものらしいのです。(僕は食べたことがないので詳しいことはわかりません。)



以前アメリカ人から「私寿司が大好きなの、特にHot Tunaなんて最高!」といわれ、「Hot Tuna? 日本語でなんていうんだろう、思い浮かばないなあ。。。」としばし考え込んでいました。

そのアメリカ人は「マグロとチリソースうんぬん、、、」と一生懸命説明してくれたのですが、途中ではっと気づいたように、「これってもしかして日本にもともとある寿司じゃないの?」と自分で気づき、大いにショックを受けていました。

日本人がカレーを日本流にアレンジしているのも同じようなものでしょうから、もちろんいい悪いではないのですが、やはり日本人としては寿司にアボガドやチリソースはちょっと抵抗があります。



今回いい寿司屋に当たったので、また機会があったらほかの日本料理やにもトライしてみようと思います。