米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2008年5月17日土曜日

アメリカ文化紹介~其の三十一



上の写真は昨日の夜友人とベトナム料理を食べに行ったときのものです。

僕はベトナム料理が大好きなので、大満足でした。



そこでの話題ですが、ずばり「家族とどれくらい電話で話すか」です。

僕が知っている限りだと、日本人以外は、ほぼ毎日家族(主に両親。単身赴任の場合の家族ではない。)と電話で話をしています。

ところが日本人は、僕自身を含め、ほとんどといっていいほど電話をしていません。

これは、アメリカに来てから知ったのですが、日本特有のようです。

日本以外のアジア人も、結構家族に電話をしています。

僕が「特に用がない限り電話をしない。」というと、「用がないと家族と話す必要がないのか。それでも家族といえるのか。」と猛反発を受けます。

そして、「日本という国はとても家族を大切にすると思っていたのに、そんなに家族をないがしろにする国だとは思わなかった。」とまで言われたりします。

そういうわけじゃないんですけど。。。

それに対して、「用がないのに電話をすると逆に心配される」というと、信じられないという顔をされ、「それはお前だけだ、ほかの日本人はそんなことないだろう。」といわれます。

しかし、僕が知っている日本人と話をすると、だいたい僕と同じような感じです。

日本人の常識から考えると、大人になっても毎日のように両親と電話をしているなんて、「親離れ、子離れが出来ていない」ということになりますが、それはどうやら日本独自の感覚のようです。



人(特にアメリカ人)によっては僕が当然聞こえる範囲にいるのに、今にも泣き出しそうな雰囲気で「I love you, mom.」といったりします。

最初に聞いたときは、何か一大事が起こったに違いないと思いました。

しかしその電話が終わったあとはけろっとしています。

そのときは、アメリカ人はどういう感覚をしているのだろうと思いました。

この点に関しては、アメリカ人はやりすぎだという人も、アジア人を中心に結構多いです。

なにはともあれ、日本人以外の人にとっては家族とはほぼ毎日のように連絡を取るもの、ということだと思うのですが、それではまだ国際電話がとてつもなく高かったころはどういう風にしていたのでしょうか。

いずれにしても、文化の違いというものは大きく、国によって常識も異なるということを改めて認識した次第であります。