米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。
当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。
2008年5月28日水曜日
Goizuetaでの生活~其の七十九
上の写真は先日も紹介させていただいたNike Run Club(「Goizuetaでの生活~其の六十一」参照)のものです。
というわけで、アメリカ人とジョギングとのかかわりについて、ちょっと感じたところを紹介させていただきたいと思います。
アメリカ人はとにかくジョギングが好きです。
というかジムにいったりして体を動かして汗を流すのが好きです。
言い方を変えれば、好きというよりもそうすることが「美徳」となっているような感じです。
あくまでも私見ですが、それは「太る」ことへの抵抗感から来ているような気がします。
アメリカ人は太ることへの抵抗が非常に強く(実際に太っている人が多いかどうかは別にして)、そのために一生懸命体を動かしているのです。
走ることも、「健康であること=太っていないこと」へつながっているのだと思います。
逆に言うと、早く走ることはそんなに尊敬されません。(もちろんタイムを競っている人はいます)
たとえばこのNike Run Clubでも、走ること自体を目的としており、タイムを計るのもあくまで自己管理のため、といった感じです。
走っているときに、他人よりも早く走ろうというような雰囲気はあまりありません。
そのあたりは日本人とちょっと感覚が違うところで、僕などはどうしても「どうせ走るのなら早く走りたいし、他の人よりも出来ることなら早く走りたい」と思ってしまいます。
しかしそのような感覚を持っているアメリカ人はあまりいないようです。
日本人にとって不思議なのは、走ったりジムに行ったりすることにアメリカ人はお金をかけることです。
以前も紹介させていただいたかもしれませんが、お金をかけてハンバーガーやフレンチフライやポテトチップスを食べて、さらにお金をかけて汗を流し、運動をするための靴や時計や洋服にお金をかけるという文化は日本にはないものです。
僕は走るときはTシャツに短パン、靴もセールで買った20ドルくらいのスニーカーなのですが、他の人のほとんどは上から下までばっちり決まっています。
iPodなどを聞きながら走っている人も多く、ちょっとうらやましかったりします。
また、当然といえば当然ですが、このような機会が社交の場になっていることは確かです。
趣味を共有しているわけですし、レースに出るのであれば、練習方法などの情報を交換することも出来ます。
Nike以外にもこのような機会は結構あるようです。