米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2009年1月31日土曜日

同級生たち~其の十



上の写真は先日撮ったSarah Lawrence(「授業紹介~其の十八」参照)さんです。

写真を見ていただければお分かりいただけると思いますが、右足を怪我しております。

車を運転しているときに対向車と正面衝突したらしく、右膝の皿が割れたとのことでした。

聞くだけでもぞっとする事故です。

ちなみにSarahさんの過失ではないとのことでした。

車は大破したとのことで、聞いた限りでは亡くなっていてもおかしくないような事故です。

そのような意味では、右足の怪我だけで済んだのは、不幸中の幸いだったのかもしれません。

怪我が治ってきちんとリハビリをすれば、日常生活には全く支障がなくなるとのことでした。

僕は最初はそんなに大きな事故だとは知らず、「何かあったらしい」くらいにしか思っていませんでした。

最近見かけないなあと思っていたのですが、実際に事故の話を聞いてびっくりしました。



さて、事故にあったのは災難としかいいようがありませんが、その一方で学校は普通にあります。

しかし、右足をギプスで固定されていては当然車の運転は出来ません。

当校周辺では車がないと生活がかなり不便になります。

というわけで早速エクセルファイルが出回って、Sarahさんをみんなで送迎することになりました。

このあたりの動きはかなり迅速で、非常に効率的でした。

当校は比較的規模が小さいのですが、おかげで2年目の後半にもなると知らない同級生はおらず、このような協力体制も整いやすいという利点があります。



そしてもう一つ感動したのが、Sarahさんの人柄です。

もともとSarahさんとは最初のSemesterのteamが一緒だったのですが、とにかく肝が据わっているのです。

事故に関しても、「起こったことは仕方がない、あとは楽しむしかない。」と自分で言っており、松葉杖をついてはいるものの、それ以外はごくごく普通といった感じです。

事故の話にしても、僕は聞いているだけで痛くなってきてしまうような話なのですが、本人は他人事のように話します。

このあたりの強さは見習いたくてもなかなか見習えません。

尊敬できる友人の一人です。