米国アトランタにあるエモリー大学ゴイズエタビジネススクール(Emory University Goizueta Business School)の日本人在校生によるブログです。

当校のプログラムやアトランタでの生活について書いています。

2007年11月29日木曜日

授業紹介~其の十二



本日の内容とはまったく関係ありませんが、上の写真はClairmont Campusの様子です。

中央に見えるのがfieldで、その奥の建物に僕は住んでいます。



さて、本日はG+を紹介させていただきます。

本日はteamに分かれての面接の練習をしました。

就職活動においては、非常に大事な項目であります。



前述のfacilitator(「授業紹介~其の五」参照)のもと、teamの5人が一人ずつ面接の練習をします。

質問は、各自ひとつずつです。

思いついた人間が質問していきます。

facilitatorだけが質問をするのではなく、質問をするのも練習ということでしょう。

「今までに人との関係がうまく行かないことはあったか、それにどのように対処したか。」

「あなたにとって、MBAとは何か。どうしてBusiness Schoolに来たのか。」

「今まで自分が達成したことで、最もすごいことだと思うものは何か。」

などが質問されました。

それに対して、聞いているほうは必ずfeedbackをしなければいけません。

良かった点と悪かった点をそれぞれ一つずつです。

必ず悪かった点も挙げるのがアメリカですね。

アメリカ人はこのような問題意識を常に重視します。

日本人はどうしても他人に対して改善点を提案したりすることに抵抗がありますが、アメリカではそれはかなり重視されます。

「何も改善点がない」などというと、「何も考えてない」とか「聞いていなかった」と思われかねません。

いかに建設的なfeedbackが出来るのかも非常に大切なことなのです。

僕もわかってはいるのですが、なかなか改善点を見つけ、指摘するのには苦労します。

日本人から見るとアメリカ人は自信満々に見えるので、それだけで質が高く見えてしまいます。

他の人のfeedbackを聞いたあとで、「そういえばそうだなあ」と思う始末です。

普段から問題意識を持っていなければいけないということを痛感します。

このあたりは日本人がアメリカ人から学ばなければいけないことかもしれません。

他に全体を通して指摘されたことは以下のような感じです。

・出来るだけ具体的に。

・結論を早めに言うこと。

・話のframeworkを簡潔に述べたうえで、話をすること。

・すぐに答えられなければ、その状態で話すより、少し時間をもらうこと。

・話のどの部分が質問の答えになっているかを明示すること。

というような感じです。



G+は、アメリカ文化やアメリカ人の思考回路を学ぶのには最適な科目です。

いつも終わったあとに、「よくこういう授業思いつくなあ」と感心してしまいます。