今回はGMSCを紹介させていただきます。
これはGoizuetaを代表するプログラムのひとつで、Goizueta Marketing Strategy Consultancyというものです。
各企業がスポンサーとなり、出資する代わりにGMSCが実際にその企業に対してコンサルティングを行うというものです。
平たく言えば、学生でありながら学校のプログラムの中で実際に起業に対してのコンサルティングをしてしまう、というものです。
企業の顔ぶれは毎年多少変わるのですが、Coca-Cola、Delta、GEなどがその主なものです。
GMSCは選択科目のひとつであるのですが、学校側の説明によるとほかの選択科目とは負担が違うとのこと。
わがGoizueta Business Schoolではひとつの科目につき1週間に150分(2コマ)授業が行われるのですが、GMSCは240分(3コマ)です。
そして、そのほかに毎日のようにteam meetingをし、各個人での作業も相当多いとのこと。
しかしながら実際にコンサルティングが出来る、企業の人と直接話が出来る、というのは非常に魅力であり、毎年非常に多くの学生が応募します。
昨年も応募しながら履修できなかった人が多く出たそうです。
今年は数回の事前説明会、それに志望動機の提出など、ほかの科目とは異なる履修プロセスがとられました。
僕自身も応募するかどうか相当迷ったのですが、せっかく自分でお金を払って留学しているので、覚悟を決めて応募しました。
今年は参加企業が多く、しかも学校側が事前に相当の脅しをかけたおかげでふたを開けてみるとそれほど倍率は高くなく、僕自身も参加できることになりました。
僕はKimberly-Clarkのteamになりました。
その最初の全体meetingが先日行われました。
まず全体の説明などがあり、teamの発表です。
meetingの前まではどのteamになるかは発表されていませんでした。
各自に紙が渡され、そこに企業の説明が書いてあります。
当然同じ企業であっても人によって企業説明の内容は違います。
つまり、その企業のことをきちんと理解していないと、どの企業かわからないという仕組みになっています。
そのあとは、teamに分かれてのpresentation competitionです。
内容はこのような感じです。
・各teamに分かれる。
・team内の各学生に絵が渡される。
・それらの絵はほかのメンバーには見せてはいけない。
・各自その絵をほかのメンバーに言葉で説明する。
・その上でteamとしてひとつのストーリーを作る。
・そのストーリーを発表する。
選考内容は、早さ、内容全体、創造性の3点です。
このようなことをいきなりさせるのもアメリカだなあと思いましたが、選考そのものはそこまで込み入っていたわけではなく、結論としては優勝しました。
その要因は、一番早く完成したからです。
つまり早さで1ポイントリードし、早さ以外では差がつかなかったのです。
何はともあれ優勝できたのでうれしかったです。
今回の活動はGMSCへの準備であるとともに、各team内が早く仲良くなるという目的があることは明らかです。
何はともれ、そんなこんなでGMSCがスタートしました。